「市県民税申告書」なるものが、市役所から届いた。なにこれ? 私はサラリーマンの妻であるから、こんなものが家に届いたことはない。 不思議なことがあるものだ……と書類を見つめていたら、はたと思い出した。
そう言えば、去年本を出したっけ。もしかして、あの印税?
などというと、いかにもお金持ちのように聞こえるが、私の印税など微々たるものである。そりゃあ、「段ボール中学生」くらい売れてくれるなら、税理士さんにでも相談に行くだろうが、ほんにささやかな金額なのだ。しかし書類のフローチャートをたどってみると、私は「給与収入のある方」で、かつ「給与以外にも収入がある方」ということになってしまって、「市・県民税の申告が必要です」という場所にたどりついてしまった。
しかたがないので、「申告書の書き方」なるものを読んでみたが、これって私が一番嫌いな分野である。「所得金額」の欄だけでも、「営業等」「農業」「不動産」「利子」「配当」「給与」「雑」「総合課税の譲渡」「一時」などの欄がある。言葉の森からのお給料は、「給与所得」ってことがわかるけど、去年いくらもらったっけ? 源泉徴収票もどっか行っちゃった気がする。
それに、もらった印税って、何所得になるんだろう? 「営業等」の「等」の部分に入るんだろうか。それとも、「雑」ってやつ? もしかしたら、こんなもんは二度とない幸せだよということで「一時」というのになるんだろうか。必要経費も差し引くことになっているようだが、もの書きの必要経費ってなに? パソコンのインクや用紙だろうか。編集さんと打ち合わせに行った時の交通費とか? どっちにしても、そんなレシート無くしちゃったもん。なすすべもないわ。
だからと言って無視したら、絶対市役所の人に怒られそうな気がする。気合いを入れて書類を読み返すが、さらに謎は深まるばかり。配偶者控除がどうたらこうたらと書いてあるが、そもそもうちの夫は今、海外在住。彼の給料も日本の本社からもらっている分と、現地法人から出ている分と二通りあると言っていたような……。わたしは夫の配偶者控除を受けているんだろうか? 健康保険なんかも、夫の扶養家族になってるけど、そのへんのことはどうなんだろうか。103万の壁だの130万の壁だの、あれってパート収入のみの主婦であった気がする。こんなささやかなものでも、「印税」とかもらっちゃうと、その壁の金額が減るのだと誰かが言ってた気もするけど、それもおぼろげな記憶だ。
?ばっかりの日記になってしまいました。明日からいろんな人に聞いたり、ネットとかで調べるしかなさそう。いい年をして、こういうことの常識が全くない私なのでした。とほほ
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