揉まれ揉まれてバリの旅3
バリに来て三日目。今日はいよいよ3つ目の高級スパ。「スパ・アット・マヤ」に行く日だ。タクシーでマヤ・ウブドホテルのゲートをくぐると、その広大な敷地に圧倒される。ホテル全体が巨大な高原リゾートという感じだ。ようやくフロント前に乗り付け、スパはどこかと聞くと、はるか遠くを指さして「あちらです」と言われる。カンカン照りの中テクテク歩いて、やっとスパにたどりついた。
ここがそのフロント。
下の方に欧米人が多数、寝っ転がったプールがあり、その前から緑の渓谷が広がっている。マイナスイオンがたっぷりの空気を吸い込みつつ、まずはウエルカム・ドリンクを。ここのもやはりジンジャーティーだ。しかし、とっても薄くて上品な味。キンと冷えていて、汗がすうっと引いていく。共に出てくるおしぼりも、ほのかにミントの香りがして芸が細かい。
そのあと問診票に記入し、今日のオイル、スクラブ、フラワーバスのベースを選ぶ。私はすべて、お花系にした。黄色くてスパイシーなターメリックのスクラブにも惹かれたけど、カレー人間になりそうな気がしてやめておいた。
いよいよ、個室に案内される。ここが施術する部屋だけど、右奥に素敵なお着替え部屋があり、趣味のいいサルーン(体に巻き付けるやつね) 薄くて心地よい紙パンツ(男性は黒。女性は白)が用意されている。清潔でハイセンスな鏡や洗面台もあり、金庫まであってセキュリティもばっちり。ここで、着替えたあと、いよいよスパの始まりだ。うーん、わくわくするう♪
可愛いセラピストさんたち。日本語も上手だ。手前が私の担当で、奥が夫の担当さんだ。私は、マヤエスケープという2時間のコース。マッサージのあと、スクラブとヨーグルトパックをして、フラワーバスに入るのだ。
夫は、男性向きの足中心のマッサージコース。
施術台もハイセンス。コードのようなものが垂れ下がっているが、これはなんとヒーターである。 熱帯ではあるが、ヨーグルトパックをするとやはり体が冷える。それを防止するため台が暖まるようになっているのだ。
さて、「今日は寝るまい」と心に決めて、台の上に寝っ転がる。可愛くて若いセラピストさんだが、けっこう力強いマッサージだ。さっきの問診票の「強め」に○をつけたからかもしれない。でも凝り性の私にはぴったりで、たいへん心地よい。ほどなくして、横から夫のいびきが聞こえてきた。彼は早々に陥落したらしい。「ねるなー」と声をかけると、セラピストさんたちがクスクス笑う。私はしっかり目を開けて、眠らないように気合いを入れる。
きのうのワカデウメでのマッサージと、けっこう手順が似ているみたいだ。しかし腕はわずかに、ほんのわずかに、あちらのベテランセラピストさんの方が上か? しかたないよね、まだこの若さなんだもの。しかし、それを補って余りあるのが、外の渓谷から聞こえてくる鳥の声と、川のせせらぎだ。日本のスパでは、わざわざヒーリングミュージックをBGMに流してくれたりするけれど、ここのはまさにホンモノだ。ホンモノのナマヒーリングBGM。あまりに贅沢で、頭がくらくらするほどである。
順調にマッサージはすすみ、頭までしっかり揉みほぐしてくれる。そしてスクラブ、ヨーグルトパックへと進む。ヒーターが力を発揮して、冷たいパックもどんとこいだ。渓谷の風が、額の上を通り抜けていく。出発前、「オープンエアーでスパなんて、蚊に刺されないですかねえ」と義弟が心配してくれたのであるが、蚊なんて一匹もいやしない。ひたすら心地よく、幸せである。ほどなくして、パックは終了。「どうぞ、こちらに」と案内されたフラワーバスは、前のブログに張り付けた写真、そのものであった。
白いフランジパニ。黄色いバラ。赤いのは何だかよくわからないけれど、これでもかと言うくらい、花が浮かんでいる。けちった様子は全くない。腕で花をかき寄せると、自分が花に埋もれるのがわかる。ここ以外で、これほどの花に埋もれる機会があるとすれば、それは葬式のお棺の中だろう。ただし花は、菊の花だろうけど。(しかも死んでるし)
バスタブのふちには、新しいおしぼりと、ライムジュース。そしてフルーツサテ(いろいろな果物を焼き鳥のように串に刺したもの)・ヨーグルト、フルーツの香りのお菓子も添えられている。花に埋もれつつ、フルーツサテを賞味する。ライムジュースもおいしいこと。鳥の声と、川のせせらぎも相変わらず耳に心地よい。まさに桃源郷。まさに極楽浄土。
20分たったら来ます、とセラピストさんたちは言ってたけど、もっと長い時間入っていたような気がする。お湯も冷めたころフラワーバスから上がり、今度は左奥のシャワールームへ。ここがまた、ガーデン風のおしゃれなシャワールームなのだ。シャンプー類もしっかり置いてあり、オイルのついた髪やお肌も、きれいに洗える。最後の最後まで、至れり尽くせりのスパであった。
終了後、受付でお一人様110$ プラス税サービス料21%を払う。高いには高いが、当然だという気がする。また一生懸命働いて、お金をためて来たいと切に思った。夫が、「足がこんなにツルツルなったん初めてや~」と喜んでいる。私もお肌に触ってみると、ツルッツルのすべすべだ。中年のおばさんのお肌を、ここまですべすべにするスパアットマヤ。恐るべし。
その夜は、ケチャダンス鑑賞♪
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)















最近のコメント